スタッフの愛想が悪い

検討ポイント

✅社会的評価の低下はあるか

どんなレビューが対策可能か

法的対策が可能なレビューは,違法なレビューに限られます。困ったレビューや,けしからんレビューのすべてが対策可能というわけではありません。会社やクリニックに関するレビューが違法となるのは,多くの場合,「名誉毀損」になるレビューです。

社会的評価は低下するか

名誉毀損として扱われるためには,大前提として,そのレビューにより対象者の「社会的評価が低下」するものでなければいけません。簡単に表現すると,そのレビューにより,多くの一般人・社会一般から「なんて酷い会社なんだ」「なんて酷いクリニックなんだ」と思われるような内容が必要です。「嫌悪感を抱かれる」と表現している刑事の裁判例もあります。

「スタッフの愛想が悪い」はどうか

では,「スタッフの愛想が悪い」というレビューを読んで,一般の人はどう思うでしょうか。「へー」とは思うかもしれませんが,「なんて酷い会社なんだ」と思うかどうかといえば,思わないのではないかと考えられます。また,「嫌悪感」を抱かれるほどの内容とも思われません。
そのため,いくらスタッフがいつもにこやかにしていて,「愛想が悪い」は真実ではない,と主張しても,法的にはあまり意味がありません。そもそも,社会的評価が低下しないと考えられるため,真実かどうかという議論に入れないのです。

そのため結論としては,この種のレビューは法的対策が難しい,ということになります。